音の物理学

音の3要素

世の中にはさまざまな性質を持った音が存在します。
大きい音、小さい音、高い音、低い音、人の声、口笛 などなど
これら音の性質を決める要因は、何でしょうか?

物理学では、次の3つを音の性質を決める主な要因としています。
音量 ← 大きい音、小さい音
音の高さ ← 高い音、低い音
音色 ← 人の声、口笛
この「音量」「音の高さ」「音色」を音の3要素と言います。

騒音計(音を計測する機材)

皆さんは音を計測したことはありますか?
私が音楽家を対象に実験を行うときは、騒音計を使って音の計測を行います。

「騒音計」と言われて皆さんが頭に思い浮かべることは、きっと「100デシベル」などの音量かもしれませんが、実はこの騒音計は「音量」のほかにも「音の高さ」も「音色」も計測することが可能です。

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音の3要素と音の波形

音を騒音計で計測すると、3要素はどのようにデータとして現れるのでしょうか?
音量は振幅の違い、音の高さは周波数の違い、音色は波の外形の違いとなって現れます。
講義では騒音計を使ってこれらを確認した後、音が聴こえる仕組み、音を感じる仕組みについて学んでいきましょう。

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記事更新日 2018年9月23日