招待講演

ホルンフェスティバルでの招待講演の報告

2015年11月29日(日)日本ホルン協会主催の「ホルンフェスティバル 2015」が東京音楽大学で開催されました。

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このホルンフェスティバルは、プロ奏者、アマチュア奏者、聞き手が垣根を越えて集まり、ホルン演奏をはじめさまざまなイベントを行います。今年は280名を超える人が参加しました。

幸運なことに、この度はフェスティバル内で講演の機会をいただきました。講演では公開実験を実施するため、3名の先生方にサポートをいただきました。

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講演タイトルは「科学で解き明かす!ホルン上達へのアプローチ」で、ホルン演奏時のマウスピースを唇に押し付ける力について報告しました。会場はたくさんのホルン奏者で埋め尽くされました。

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今回は公開実験の前に、ウェブ投票によって「音とマウスピースを唇に押し付ける力の関係」を会場にお越しいただいた皆様に予想していただきました。
Q1.音が高くなると、押さえつける力はどうなると思いますか?
Q2.音量が大きくなると、押さえつける力はどうなると思いますか?
投票の結果は、次のようになりました。

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この2つを公開実験で検証し、その様子を皆さん自身の目で確かめていただきました。
実験には、2名のプロホルン奏者にお手伝いいただきました。

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プロ奏者の音色そして実験の結果に、驚いた方が多かったようです。
その後、研究成果の詳細を報告し講演を終えました。質疑応答では、多くの方から質問をいただきました。中には、今後の研究のきっかけになるような質問もあり、私にとっても実りの多い講演となりました。

最後に、会場に足をお運びいただきました皆様、講演の機会を与えてくださいました日本ホルン協会様、そして関係者の方々に御礼を申し上げます。

記事更新日 2015年12月5日